マイクロスコープは、歯科医療以外の医療現場では一般的に使用されていたものですが、歯科治療で使用する歯科医師は、少し以前まではいませんでした。

しかし、肉眼では見えづらい患部の細部までを目で見ることのできるメリットを考え、最近ではマイクロスコープを治療に導入する歯科医師もでてきています。それまでは医師の経験と勘だけに頼っていた細かい治療を、マイクロスコープが補ってくれるので、削る量を最小限にすることができたり削り残しをふせいだりと、患者は確実で高いレベルの治療を受けることが可能です。

どんなに経験豊かな医師であったとしても、肉眼で見えるものというのはどうしても限界がありますから、今まで手さぐりでおこなってきた治療を、ミクロ単位でしっかり目で見て治療をおこなうことができるようになれば、非常に精確な治療が期待できます。倍率はだいたい4~20倍まで拡大することができ、歯科の医療現場でおおいに活躍すると思われます。

ただ、現在日本でマイクロスコープを導入しているクリニックはわずか数パーセントていどしかいません。アメリカのクリニックの場合ですと、導入率は90パーセント以上といわれていますので、はるかにおよばない数字です。それは、アメリカの専門医はマイクロスコープの使用が義務づけられているからです。今後は日本でもじょじょにこの治療法が増えていくと考えられますが、一般的になるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。

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